知音の旅人

誰人であっても誕生と同時に 人生と云う旅に出て 目標に辿り着こうとする旅人である

2017年12月

源氏物語

紫式部が11世紀に書いたといわれる源氏物語は全体で54帖からなっていますが、45帖から54帖までは、宇治を主要な舞台にしていることから「宇治十帖」と呼ばれています。

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物語の前半部分は、華やかな宮廷生活を舞台に、光源氏と彼をとりまく女性たちの織りなす様々な人間関係が華麗に描かれていますが、これに対して「宇治十帖」は光源氏亡き後、子の薫、孫の匂宮と大君、中君、浮船の三人の姫君の切なくもはかない悲恋の物語が描かれており、「橋姫」「椎本」「総角」「早蕨」「宿木」「東屋」「浮船」「蜻蛉」「手習」「夢浮橋」の各帖で構成されています。

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源氏物語はフィクションですが宇治川の周辺には源氏物語を愛する人々によって、いつの頃からか宇治十帖の各帖に因んだ古跡が設定され、、当時と変わらぬ宇治川の清流や木々の緑、静かな佇まいを見せる周辺のまちなみとあいまって、訪れる人々を源氏物語の世界へ誘ってくれます。宇治十帖モニュメントは、浮船と匂宮が小舟の上で愛を語りあう場面をモチーフに宇治十帖の象徴として建てられたものです。

早蕨(源氏物語(宇治十帖(四)

年改まり、宇治の山荘にも春が来た。今年も山の阿闍梨から、蕨や土筆などが贈られてきた。

中君は亡き父君や姉君を偲びつつ、
     この春はたれかに見せむ亡き人の
               かたみにつめる峰の早蕨
と返歌なさった。
                             
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二月の上旬、中君は匂宮の二条院へ迎えられ、行先の不安を感じつつも、幸福な日々が続く。夕霧左大臣は、娘の六君を匂宮にと思っていたので失望し、薫君にと、内意を伝えたが、大君の面影を追う薫君は、穏やかに辞退した。
花の頃、宇治を思いやる薫君は二条院に中君を訪ねては懇ろに語るが匂宮は二人の仲を疑い始める。

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与謝野晶子(宇治その5)

   【さわらび】
       さわらびの歌を法師す君に
           良き言葉をば知らぬめでたさ   与謝野晶子       

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「離宮いろは」の紅葉

宇治上神社の拝殿に寄り添うように時の流れを積み重ねてきた「いろは紅葉」 ・・・・・ そこから名前を『離宮いろは』と名付けられ、「いろは紅葉」というのは葉は小さく、分かれた裂片を「いろはにほへと・・・・・」と数えたことが由来となっている。

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秋には褐色がかった黄色から紅色に紅葉して散り春には濃い紫色の花をつけます。

宇治七名水

桐原水
お茶の町宇治にはいたる所に名水が湧き出していました。
その中でも特に有名だったのが「宇治七名水」と呼ばれた井戸でした。その多くは失われていますが宇治上神社に湧く桐原水からは今も清水が湧き出しています。

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与謝野晶子(宇治その4)

   【宿り木】
       あふけなく大御女をいにしへの
               人に似よとも思ひけるかな   与謝野晶子


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