小学校に入った頃の私の仕事は、やぎの餌を取りに行くことと乳絞りであった。

もう一つは、家の前の川から風呂に水をくむこと、
前の川と言っても川までは急な坂道となっていてバケツでの作業だ。
もちろん燃料は山からとってきた枯れ木である。

あの頃のことを思えば今の風呂は、
蛇口をひねれば水が出る。ボタンひとつでお湯がわく。
火吹き棒なんて最近は見ることもない、なつかしいもの。

風呂に入るときは「げす」なるものを底にはめる。木の板である。子供の力では浮力があってはめられない。
みんな懐かしい思い出。

最近は携帯電話で、
保育園の子供の様子を見たり、ペットの様子を見たり、
また、風呂を沸かすこともできると聞いた。