ある空港の待合室に灰皿があった。

私は一本吸った。
しばらくして煙草に火をつけると若い男がやってきた。
なにやらわめいている。
私は男の顔を見るばかり、

ポケットから紙を取り出して私に見せるが日本語はなかった。
通訳が来てここは禁煙だという。
なぜ、灰皿があるのに!

すぐに火を消した。
通訳は男に125円を支払った。
通訳は言う 「罰金を払ったのだからなぜ全部吸わないのか」
いい国だと思った。