「人は石垣 人は城
      情けは身方 仇は敵」

武田節の一節である。


どの組織も人材が去ったあとが大変だ。
石垣の基礎を怠れば城は崩れやすい。

たいした経験もないのに権威だけは高くなる、知識がないから権力を使うようになる。
すると人はついて来ない。
道理ある現象である。

人材を育てるには、或いは人材に育つには基礎をしっかりと作らねばならない。
あとは人格の問題である。


よい組織は人材が去る前に次の人材を育てている。

加藤清正は築城の名手といわれた。
その訳は基礎が違うと言われている。