福島原発事故で長期にわたる避難生活を余儀なくされている被災者が人への風評被害を受けている。

会津地方の女性は、埼玉県の高速道路のサービスエリアで「福島の車は来るな」と罵声を浴びせられた。
川俣町の男性は、埼玉県の避難所で「放射能持ってくるな、福島へ帰れ」と車にいらずら書きされる。
南相馬市の女子児童は、群馬県に避難した際、「福島から来た」とクラスの生徒から避けられたり陰口をいわれ不登校になる。
南相馬市の小学生兄弟は、千葉県の公園で子供から「放射線がうつると言われた」と地元教委に報告する。

まだまだあるが、
識者は「科学的に全く根拠のない風評被害で放射線は感染症のように人にうつるものではない、一人ひとりが事実を正確に把握する姿勢が必要だ」という。

人への風評被害は人権問題にも発展する。