徳川幕府によって、「見尾火灯明台」が作られていたが、昔から、遠州灘は航海の難所でこの沖の岩礁で座礁、難破する船も多かったためである。

御前崎灯台は1874年5月1日に完成し初点灯したが2年もの工期を費やした。「灯台の父」と呼ばれる英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計によるもので、当時のお金で2万5千円余りの巨費を投じている。
回転式の第1等フレネル式レンズ(フランス製)が日本で初めて使用された。

御前崎灯台

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灯台からの展望

御前崎灯台から


1957年松竹が制作した木下恵介監督による「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台ともなった。

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