78歳を迎えられた天皇陛下、
思い浮かぶのは東日本大震災の被災者を何度となくお見舞いと激励に行かれた姿に感動した。

天皇陛下が誕生日に寄せた「ご感想」(抜粋)では、次のように述べられている。

「3月11日に起こった東日本大震災は、今から88年前の大正12(1923)年、10万人以上の死者を出した関東大震災以来の大きな災害で、死者、行方不明者数は2万人近くに上りました。更に後日この地震に誘発された地震が長野県の栄村を始めとして各地で起こり、犠牲者が出たところもありました。家族や親しい人を亡くした人々の悲しみはいかばかりかと察しています。また住まいや生活の場を失った人々、原発の事故で住んでいた地域に住めなくなった人々のことが深く案じられます。震災発生以後、皇后と共に被災地や各地に設けられた被災者のための避難所を訪れ、被災者を見舞ってきましたが、これらの訪問を通して、被災者が様々な悲しみや苦しみを抱えつつも、決して取り乱すことなく、強い連帯感を持ち、互いに助け合って困難を乗り越えようとしていることが感じられ、そのことを非常に心強く思いました。また日本各地で、人々が被災者のために支援活動を始めたり、何らかの形でこれに携わろうとしていることも心強いことでした。
 厳しい環境の下、我が身の危険も顧みず、専心救援活動に当たった自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体関係者、また原発事故の対応に当たった、東京電力及びその関係者の献身的努力に深く感謝しています。」

思い起こせば私が中学1年だったと思うが、当時、新聞配達をしていた。
陛下が皇太子の時、ご成婚された特集の新聞を、学校を早引きして配達した記憶がある。

また、母が若かった頃、昭和天皇が伊勢神宮参拝の折、朝早くに起きてバスに乗り街道でお辞儀をして顔を上げることもできず見送ったと聞いたことがある。