東山を背景に阿弥陀堂をはじめとする古建築が、緑と水に恵まれた庭に調和し、古来、都びとに愛された優美な景観のなかで静かなひとときを過ごす。

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唐門(勅使門)
勅使を迎える四脚形式の向唐門であり、江戸末期の文政十三年(1830)に再建された。
入母屋造、檜皮葺の前後を大唐破風造に納め軒先の木鼻に架空の動物の獏を置き、各所を雲龍や唐草の彫刻で飾る。
唐門の内側には、釈迦堂前庭があり白砂を小判形に盛って市松模様をあしらった盛砂がある。勅使は盛砂を踏んで身を浄めて入堂した。

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京都東山山麓、南禅寺北側に位置する永観堂禅林寺は境内が広い、大玄関にあるスリッパに気が付かず靴下のまま板の長い廊下を歩くとこの時期は足が痺れるように痛くなる。

修行僧ではないので我慢にも限界がある。

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