紀州和歌山が生んだ南方熊楠は慶応(1867)三年四月、橋丁で誕生した。青年時代にアメリカ、イギリスで独学し帰国後は田辺に居住、在野で学問一筋の生涯を送った。

彼の研究は、博物学、宗教学、風俗学など多くの領域にわたるが、生物学、特にキノコや粘菌など隠花植物の世界的な学者であり、また、日本の民俗学創設において重要な役割を果たしました。
他方、環境保護に先駆的に取り組み、近代日本の独創的な思想家として高い評価を受けています。

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サッカーW杯では日本代表は敗退しましたが、サッカーを初めて日本に紹介した中村覚之助は和歌山県出身です。

また、世界初の全身麻酔手術に成功した華岡青州、

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高校野球(当時は中学校)の生みの親、田村木国、中学で初めて男女共学制を導入した西村伊作、計量スプーン・カップを考案した香川綾、渦巻き型蚊取り線香を考案した上山英一郎など、紀伊国和歌山県の出身です。

なかでも、私が最も好きな作家の一人が有吉佐和子さんです。『複合汚染』、『紀ノ川』、『華岡青洲の妻』、『恍惚の人』、『鬼怒川』など、有吉佐和子さんも和歌山県出身です。