木南喜衛門家  田葉粉屋(屋号)

東海道枚方宿泥町村の木南家は楠木一族の後裔と考えられ、江戸時代初期から庄屋と問屋役人を兼ね、幕末期には農業経営を発展させ金融業をも営んでいた。
また、くらわんか船の茶船鑑札を所持し宿駅と村の運営に大きな影響を行使した。

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本建物は明治期と推定され長い間口に出格子虫籠窓が連なる伝統的な構成をもつ表屋造りで、広い敷地内には四棟の土蔵を配している大規模な町屋である。