わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり
                                                 喜撰法師

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−私の庵は都の東南にあり、辺りには鹿もいるほど寂しいが、これこの通り静かに暮らしている。それなのに人は私を世の中をつらいと思って宇治にのがれていると言っているそうだ。−