-










     恨みわび ほさぬ袖だに あるものを
            恋にくいなむ 名こそ惜しけれ
                                  相模

-

−つれない人を恨み悲しんで流す涙で、乾くときもないこの袖さえ朽ちずに残っているのに、恋の噂で
 朽ちてしまう私の名が惜しいことですよ。−