本州で唯一、フィリピン海プレート上に位置する伊豆半島は、かつては南洋にあった火山島や海底火山の集まりでした。この海底火山群は、プレートとともに北上し本州に衝突して半島になりました。約60万年前の出来事です。
伊豆半島では、現在も火山活動や地殻変動が続いており、これによって豊かな温泉や湧水などの恵み、変化に富んだ地形を持つ魅力的な半島が形作られています。

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およそ10万年前、伊豆と本州の境界付近に富士山が誕生しました。約1万年前の噴火では愛鷹山と箱根に挟まれた谷を溶岩が流れ下り三島付近にまで到達しました。「三島溶岩」と呼ばれるこの溶岩は静岡県三島市北部の大地を作り出しました。また亀裂や隙間の多い溶岩は地下水の通り道となって溶岩の末端付近に沢山の湧水をもたらしています。
湧水は多くのせせらぎを作り出しました。源辺衛川や桜川などの用水も湧水とともに暮らしてきた人々の知恵で沢山の工夫があります。

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白滝公園の中に、表面に亀裂が入った小さな高まりがあります。富士山から流れてきた溶岩が作った溶岩塚という地形です。また、楽寿園を初めとして三島駅周辺には沢山の溶岩塚があります。