千三百年以上も昔、大化二年(646)に初めて架けられたと伝えられる我が国最古級の橋です。その長い歴史のなかで、洪水や地震などの被害はもちろん戦乱に巻き込まれたことも数え切れなく、この橋はその都度架け直されてきました。
ここ宇治が、交通の重要な場所であり、また、宇治橋は、古今和歌集や源氏物語をはじめとする文学作品、絵画や工芸品といった美術作品に描かれるなど、古くから景勝の地・宇治の象徴として親しまれてきました。

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宇治橋は古くより旅人が行き交わったところ、橋の袂には古くから茶店ができ、旅人をもてなしました。
徳川将軍家のお茶壺道中の一行を茶師たちが迎え、送り出したのもこの場所です。橋上の「三の間」では、毎年10月に行われる宇治茶まつりの「名水汲み上げの儀」が行われます。

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宇治橋より上流を望む

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現在の宇治橋は、長さ135.4メートル幅25メートル、平成8年に架け替えられたもので、木製の高欄に擬宝珠があしらわれるなど、宇治の名所ともなっています。