旧臼井家住宅
この民家は、奈良県高市郡高取町上土佐にあった町屋で、臼井家から寄贈を受け、民俗公園に移築復原したものである。
高取町は古くから奈良盆地と吉野を結ぶ旧街道にあたり、高取町上土佐(旧土佐町)は植村藩の城下町で半商半農的な町場でした。

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臼井家はこの城下で、大手へ通じる道の北側に屋敷を構え、屋号を「伊勢屋」と称し藩の公用伝馬の役を務めるかたわら酒・醤油の販売を営むほか、大年寄も勤めたと伝えられている。

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この主屋は、正面左二間を格子構えとしながら農家風の正面・外観を持つのは、当時の城下町の性格を表しているようです。この建物は二階建で外部を全て土壁で塗り固め、貴重な品物や道具を納めた建物です。

主屋  切妻造、茅葺、桁行九間、、梁間三間、二面庇付本瓦葺、東北面便所付属
内蔵  土蔵造本瓦葺、二階建