津城本丸の東側に位置する虎口で、外門の東黒門、内門の東鉄門からなる桝形であった。両門の間で通路は右に折れ、周囲には多門櫓を巡らせた厳重な構造であった。

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東黒門は上部を透かしとした門扉をもつ高麗門であり、東鉄門は鉄板張りの門扉をもつ櫓門であった。それぞれの門内に番所を設けて通行人を監視していた。