− 國みだれ 五濁悪世の 世とならば−

五濁とは、釈迦の八万法蔵(八万四千の略数、多数又は無数の意味に用いる)のなかで法華経方便品で説かれた五つの濁りをいう。(劫濁・衆生濁・煩悩濁・見濁・命濁)、現在の文字で書くならば、時代の濁り・社会の濁り・人間の本能的な迷い・思想の濁り・生命そのものの濁りとなる。
五濁悪世とは、五濁の盛んな悪い世の中であり、末法の時代を云う。末法は、釈迦入滅後正確に2000年経った時から始まるとされている。

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