桓武・嵯峨天皇に厚い信任を得ながら、俗事を嫌い三輪山の麓に隠棲したという玄賓(げんぴん)僧都の庵と伝えられ、世阿弥の作と伝える謡曲「三輪」の舞台として知られる。かつては山岳仏教の寺として三輪山の檜原谷にあったが、明治初年の神仏分離により現在地に移された。玄賓は弘仁九年(818)に亡くなった。

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玄賓庵は奈良県桜井市茅原にあり、JR桜井線三輪駅下車、徒歩約30分で山辺の道沿い

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