慶長6年(1601)から初代藩主・結城秀康が築いた城下町は、幾重にも堀がつくられ、城や屋敷群が、まるで広大な水面に浮かんでいるかのようで、この圧倒的な水の空間に刺激をうけた感性から、養浩館庭園の他に類のない水の景色が生まれたのかとも思われるほどです。

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「水の都」の「水の庭園」 −福井藩主松平家の別邸

庭園や建物の専門家双方から絶賛されているのは、優れた水の造形と、庭と屋敷の見事な一体感です。作庭は江戸時代、福井城下に五重にめぐらされた堀の外堀沿いにあり、その豊富な上水を最大限に活用した優美かつ幽玄な水の庭園です。

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