履中天皇陵古墳はミサンザイ古墳とも呼ばれ、仁徳天皇陵古墳(堺市)応神天皇陵古墳(羽曳野市)に次いで墳丘長が日本第3位の規模を誇る前方後円墳です。
現在、墳丘は濠と堤に囲まれていますが、さらにその外側に外濠が巡っていたことが調査でわかっています。

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測量図によると前方部の頂部には円形の土壇があり、ここにも埋葬施設があるのではないかという意見があります。墳丘からは「きぬがさ形埴輪」、「家形埴輪」、「甲形埴輪」、ゆぎ(矢を入れる容器)形埴輪が採集されています。

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濠の周囲には、かつて10基前後の古墳があり、現在も寺山南山古墳、七観音古墳、経堂古墳の3基が残っています。

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