犬山城は天文六年(1537)に織田信長の叔父にあたる織田与次郎信康によって造られました。戦国時代なので、その後、何代も城主が代わりましたが、1600年の関ヶ原合戦の頃を中心に城郭は整備されていきました。
(犬山城は室町時代、木ノ下に築かれた城が後に織田信康により現在地へ移築されたものです)

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犬山の城下町は、他の多くの城下町が城郭を囲む堀の外に町を配置したのと異なり、木曽川の清流を背後にして、城郭と町屋などを含む町全体が外堀で囲まれており、「総構え」といわれる犬山城下町の特長となっています。
一般的に日本の城下町は、城の近くに武家屋敷を配し、その外に町人地を置きましたが、犬山の城下町では、外堀の内側に町人地を囲むように武家町が配置されたことも特長の一つです。

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