知音の旅人

誰人であっても誕生と同時に 人生と云う旅に出て 目標に辿り着こうとする旅人である

つつじ

ヒラドツツジ(万葉植物名 つつじ)

とうちく(イネ科)

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キッコウチク(イネ科)

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       龍田道の丘辺の路に 丹つつじの薫はむ時の
            桜花 咲きなむ時に 山たづの迎へ参出む 君が来まさば
                                                 高橋虫麻呂

ヒラドツツジ

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ちさ(萬葉植物園)

【なよたけ】 (メダケ)

     秋山の
     したへる妹 なよ竹の
     とをよる子らは いかさまに 思ひをれか・・・

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【ちさ】 (エゴノキ)

     ・・・世の人の
     立てる言立 ちさの花
     咲ける盛りに はしきよし その妻の兒と・・・

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「やまぢさ」は、山に生えている「ちさ」の意味で「岩煙草」「えごの木」などの説が考えられる。
「えごの木」は、山地や雑木林などに多い落葉高木で高さは7〜15メートルになる。初夏に小枝の先に5〜6個の星形の白い小花が下に垂れて咲く、咲き終わると楕円形の小粒の実がぶら下がる。

この実をすりつぶして洗濯石鹸の代用に使用したり、川に流し魚を麻痺させて捕獲した話もあり「石鹸の木」や「毒の実」と呼んだ。
別名; 「ちさ」「ちさの木」「ずさの木」「ちしゃ」「ちしゃの木」「ろくろ木」

 【つつじ】

     風速の
     美保の浦廻(うらみ)の 白つつじ
     見れどもさぶし 亡き人思へば

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「山躑躅」は半落葉低木、名の由来は花の形が筒型であることによる。
初夏の山の新緑の色に対し真っ赤に彩る代表的な「山躑躅」は美しいが、野生種で知られている物に「米ツツジ」「三つ葉ツツジ」「餅ツツジ」「蓮華ツツジ」などがある。

種類も多く「平戸ツツジ」「雲仙ツツジ」「霧島」「深山霧島」「久留米ツツジ」などと地名のついたものも多く、花の色も様々である。
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