【つづら】

     上毛野(かみつけの)
     安蘇山つづら 野を広み
     延(は)ひにしものを 何(あぜ)か絶えせむ

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「つづら」の語は「綴る」の意味と「蔓」の意味で、「葛藤」の説が最も有力とされている。
葛で編んだ籠は「葛籠(ツヅラコ)」と言うが略されて「つづら」と呼んでいる。葛藤は原野に多い木質つる性の落葉低木、

舌きり雀の話の中で爺と婆は雀の宿で葛籠に入った土産をもらって帰るが、これは葛藤の丸い蔓を縦に割り、その蔓を横にして編んだ籠で背負い籠や衣服を収める物入れとして使われた。
夏に青々とした葉の間から淡い黄緑色の花が円錐状に何箇所にも咲く、葛藤は「大葛藤」また「つたの葉かずら」の名でも呼ばれ、他の木にからみついたり、地に這って長く伸びたりする。
つづらの蔓のように曲がった坂道を九十九折れという。


 民家の塀で「アケビ」を見た。
 子供の頃、秋に里山に行けば「あけび」「柿」「栗」などや「きのこ」が沢山採れた。あけびは種が多い
 が甘く待ち遠しい果実だった。

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分布   本州 四国 九州 朝鮮半島
環境   山野に生える落葉つる性植物
形態   4月〜5月に開花し秋に果実が熟すと縦に裂開する
その他  和名「アケビ」は、果肉が裂けるので「開け実」「開けつび」など多説がある