9月に23日に、衣料や繊維製造をしているエジプトの国営企業ガズル・アルマハラ社に働く労働者2万7千人がストライキに入った。

労働者達はこの闘争は昨年12月の継続であるとしている。
労働者は未払いボーナスの支払い、賃上げ、医療サービスや交通手段の改善等を要求しておりその多くは昨年12月に政府が同意したが反故にされてきた。

ストの組織者、モハメド・アタタルさんは工場と組合の責任者が何もせず、政府が約束を破ったので労働者はストで闘うしかないとしている。

指導者は、「12月には、政府が私たちの窮状を理解し行動してくれるという希望と信頼があった。しかし、今では労働者は裏切られたと感じておりより戦闘的な気分になっている」と言っている。

24日には、モハメド・アッタルさんら3人が生産を停止して騒乱を煽った容疑で逮捕された。
その中には3000人の女性が含まれ子供を連れてストに参加している労働者もいるという。

警官隊が工場を一旦は包囲したが撤退した。
労働力相はストが終わるまで要求には応じないとしているが、政治的な様相が強まっており、国家公安当局の介入なしでの組合リーダーの選挙実施などの要求も掲げられている。

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