土井聱牙(1817〜1880)は津藩の漢学者で、この詩は彼が40歳の時「書生に示す」という題で作ったものである。

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この詩は七言絶句であることから、七字づつに区切って次のように読む。
1 大読書の人は即ち聖賢  2 後天唯是失天を補う  3 晨昏 汝の雙瞳子を責め  4 注ぎて青燈に向い万巻を穿つ

1 たくさんの書物を読んだ人が即ち聖人 賢人なのである  2 なぜならば、読書という後天的努力により先天的素質を補うからである  3 だから朝夕(晨昏) あなたの二つの眼を十分に活用し  4 精神を集中して燈火に向い、たくさんな書物を読破しなさい