「土漠の花」 月村了衛著

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、命を狙われている女性が駆け込んだとき、自衛官たちの命を賭けた戦闘が始まった。
一人の女性の命を守ることは自分たちの国を守ることでもあった。

絶え間なく降りかかる試練、窮地、想定外、無残な死にひれ伏すか− 紙一重の生を掴みとるか− 極限状況の中で男たちの確執と友情、人間としての誇り−。 

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<著者紹介>
月村了衛 1963年生まれ 早稲田大学第一文学部文芸学科卒業
第34回吉川英治文学新人賞受賞 今、最も熱い物語を書ける作家として注目されている