知音の旅人

誰人であっても誕生と同時に 人生と云う旅に出て 目標に辿り着こうとする旅人である

室津

残された大坂城築城石

この巨石は豊臣秀吉が大坂城を築いたとき石垣に使用するため、西国の大名が運ぶ途中に「室の泊」で海中に落としたものと言い伝えられている。

-

その後、約400年余りの間、灯籠の端と呼ばれた船着き場近くの海底に沈んだままでしたが、昭和47年の室津漁港修築工事の際に引き揚げられ湊口番所跡に置かれたものです。

遊女「友君の塚」

 室津港

-

江戸時代に遊郭が公に許されたのは、江戸の吉原、京の島原、長崎の丸山、室津など25カ所であった。伝説の美女の室君、遊女の友君などの話が残っている。

-


井原西鶴が『好色一代男』以外に室津を取り上げた作品には、お夏清十郎の『好色五人女』、『懐硯』、『好色盛衰記』、『新可笑記』などがある。
浄運寺西門にある石塔、友君は木曽義仲の第三夫人であったと伝えられ、この地に移り住んで船人の旅愁を慰め、、遊女の始祖といわれています。晩年は仏門に帰依し義仲の冥福を祈ったといわれています。

姫路藩御茶屋(室津)

姫路藩主の池田輝政によって建てられた藩主が領内を巡視する際の休泊施設、朝鮮通信使が来日の際に宿舎としても使われました。

-

室津は、「此の泊 風を防ぐこと 室の如し」と記されているように古来より天然の良港です。江戸時代には参勤交代の西国大名の上陸地として大いに栄え、「室津千軒」といわれました。また、井原西鶴や谷崎潤一郎などの小説の舞台となり、多くの悲話や伝説を秘めた歴史と旅情の土地であり、美しい瀬戸内の風光に恵まれた港町です。

清十郎生家跡

室津

-

井原西鶴の『好色五人女』は、お夏、おせん、おさん、八百屋お七、おまんの五人の女の「命をかけた恋」を描いた実話素材の代表作です。
室津の造り酒屋の息子・清十郎は、わけあって姫路本町の米問屋但馬屋に奉公にでますが、いつしかそこの主人の妹・お夏と恋仲に。しかし、その恋は許されず、二人は駆け落ちをして捕らえられ、清十郎は盗みの濡れ衣で処刑され、お夏は発狂して町をさまよい歩くという悲劇に、

-

室津の陣屋

姫路の西南に位置する室津は古くからの瀬戸内航路にあっては天然の良港として知られていた。

室津の陣屋
播磨国は慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの後、三河吉田から移封した池田輝政の領地となり、その後、龍野・新宮・林田の諸藩が成立したが、室津だけは姫路藩の飛び地となって残され江戸の初めから明治にいたるまで姫路藩の支配であった。

-

江戸期、参勤交代の西国大名の殆どが室津を経由していた。明和4年(1767)の「薩摩藩覚書」によると、室津の本陣は肥前屋・肥後屋・紀井国屋・筑前屋・薩摩屋・一津屋の6軒であった。他に本陣が不足した場合、回漕問屋の嶋屋と海産物問屋の魚屋が一行の宿舎に充てられ西国の73藩が利用したという。

-

室津海駅館

瀬戸内海は、日本の海運発展の中心地で、その東部に位置する室津は古くから海上交通の要地で、すでに中世には「室津の船頭」による商品輸送がさかんでした。江戸時代になると西回り航路の発達により、室津の廻船問屋の活動は北海道にまで及びました。

CIMG7758

兵庫県龍野市室津駅館は、近世から近代にかけて廻船問屋として活躍した豪商「嶋屋」の遺構です。建物は、嶋屋(三木)半四郎が江戸後期に建てたもので、明治6年に一部増築しています。切妻平入り本瓦葺き二階建てという室津の町屋の特徴をよく残しています。

-

-

オランダは、江戸時代の日本において、長崎の出島(1640年までは平戸)に在留し、貿易をすることを許された唯一の国です。オランダの商館長は、通商免許のお礼として毎年一回(江戸末期には5年目ごとに)江戸の将軍に拝礼し土産物を献上しました。
これを参府旅行(Hofreise)とオランダ人は呼びました。寛永10年(1633)に定例化され、幕末までに166回行われました。オランダ人にとっては直接日本と日本人を観察するよい機会となりました。
医者として参加したケンペルやシーボルトの日記には室津のことが詳しく書かれています。

-

-

朝鮮通信使は、朝鮮国王の親書を日本の将軍に持参した使節団です。通信とは「信(よしみ)を通じる」ことで信頼関係を深めあう意味です。使節団は室町時代初め頃から来日し、その後、豊臣秀吉の朝鮮出兵で一時中断しましたが江戸時代になると朝鮮は唯一正式な外交関係を結んだ国となりました。
使節団一行は、正・副使を中心に500人前後で、海上では大船団を組み、陸上では大行列をつくって江戸への旅をしました。その際、海駅室津には必ず寄港し、様々な船が港を埋め尽くして、国際外交都市そのものでした。

-

-
記事検索
おきてがみ
web拍手
Archives
メール
  • ライブドアブログ