家老屋敷 西郷頼母邸
西郷家は、會津藩松平家譜代の家臣で、代々家老職を務めた千七百石取りの家柄であった。江戸時代中期の和様建築の粋を集めた豪華かつ壮大なこの家老屋敷は、敷地面積2400坪、建築面積280坪を誇り、38室もの部屋を擁していた。
四脚門や式台玄関、それに冠振りぐしに九曜の紋章を付けた鬼瓦などは、格式の高い西郷家ゆえに許された特権であった。

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