古来より河内地方の農業は溜池灌漑水利が多く、寺ヶ池も百姓の切なる領に依り近世初期、奥の池と共に築造されて半田村の農業生活上に意義深いものがあった。
しかし、多年の間に土砂の埋没が甚しくなり、元禄年間・文政年間に大修築がなされ、その灌漑面積は八百余石に及んだ。近年に至り、堤の補強工事がなされ貯水量が増し、池水は三ヶ所の樋尻から分水され各自の田に配水されて今尚多数の農地を潤している。

因みに、我が家の家庭菜園も距離があるが寺ヶ池から配水されていると聞いている。

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寺ヶ池の沿革
面積 約24000平方米
水深 約7米
所在地 大阪府富田林市寺池台 南海高野線金剛駅から約8分