吹くからに 秋の草木の しをるれば
               むべ山風を 嵐といふらむ
                                  文屋康秀

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−山風が荒々しく吹きおろすと、たちまち秋の草木がしおれてしまう。なるほど荒々しいからそれで
       「あらし」、また山から吹く風なので文字通り「嵐」というのだろうか。−