英語教師として松江に赴任した八雲はセツ婦人と共に、かねてからの念願であった武家屋敷(松江藩士 根岸家)を借りて暮らし始めた。

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 部屋を取り囲む庭は自然の山水を絡め趣があり退屈を余儀しない。

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住居も庭も趣はあるがこの地方の自然環境を察するに、現代に生きる私から見ると凍てつくほどの寒さには耐えられないと思うが、
私も子供の頃は火鉢と湯たんぽしかない雪深い山奥で住んでいたのだから人は自然にある程度順応するものだとも思う。