一般的に洗濯物は太陽に干す。
ただ、花粉が飛ぶ時期には室内に干す家庭もある。

太陽のもとに干すのは洗濯物や布団だけではない。
白菜や大根、椎茸或いは茹でたサツマイモを平たく切り干した物を「きりぼし」と云う。
また、梅干しを三日三晩干すことを「土用干し」と云う。

野菜を太陽に干すと甘みが増す。

さかなを干したものを乾物と云う。
丸干しと開き干しがあり、
一夜干しと堅干しがある。

魚を漬ける塩水の濃度や漬け込む時間、干す場所、干す時間などはまちまちであるが、昔から続けられている。

あの高価な「ふかひれ」もこまめに太陽に干される。

わたしは、鰯の半夜干しといわれる物が好きだ。
酒のあてに良し、勿論、ご飯のおかずにも良し。
つまり、私は安くつく人なのだ。

人が干されるというのは良くないが、
先人達が生活が知恵としてあみだした手法は21世紀になっても広く利用されている。

利益追求のために食品偽装が横行しているが、安全は当然のことで愛情をもって作られた物でなければならない。