この家は本居宣長が十二歳から七十二歳まで住んでいたところで宣長の祖父が隠居所として元禄四年(1691)に建てたものである。

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本居宣長はこの家で医者として仕事をし、古典の講義をしたり歌会を開いたりした。

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鈴屋
広さは四畳半の部屋で勉強や本を書いたりしていました。
二階の書斎は宣長が53歳の時、物置を改造して設けたもので柱に掛鈴を下げていたことから(鈴屋(すずのや)と呼ばれていた。

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宣長さんは「賀茂真淵」先生を大変尊敬していました。
正面の掛軸には「縣居大人之霊位(あがたいのうしのれいい)」と読み、「あがたい」は賀茂真淵のことで「うし」は先生のことです。

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