この住宅は和歌山県の日高川上流の日高川町美佐の山間部に約250年前に建てられました。山間部にあった農家で主屋は南面して建てられ西には納屋がありました。
建築年代は18世紀後半と推定されています。向かって右には前後通しの土間があり、床上部分は「おもて」が主で全面に縁、背面に「なんど」がとられているきわめて小規模な住宅ですが二間取りという日本民家の初期の平面をよく残している建物です。

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また、大きな屋根を持つ建物で土間にはカマドがあり、部屋には暖房や食事に使う囲炉裏がありました。

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