曼殊院門跡

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小堀遠州好みの枯山水で、庭の芯に滝石があり白砂の水が流れ出て滝の前の水分石から広がり鶴島と亀島とがある。
鶴島には五葉の松(樹齢約四百年)があって、鶴をかたどっている。松の根元にはキリシタン燈籠があり、クルス燈籠又は曼殊院燈籠と呼ばれる。
亀島には、もと地に這う亀の形をした松があった。庭園右前方の霧島ツツジは、5月の初旬、紅に映えて見事である。

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この枯山水は、禅的なものと王朝風のものとが結合して、日本的に展開した庭園として定評がある。

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