「東司(とうす)」(東福寺)
東司とは便所の建物を云い、俗に百間便所(百雪隠)と称し、禅宗叢林の便所では日本最古最大で、現存する唯一の遺構である。
当時の排出物は貴重な堆肥肥料であり京野菜には欠かせない存在であった。京都の公家、武家、庶民の台所を野菜で潤していた。
叢林としても現金収入の大きな糧となっていたと云われる。

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禅僧は用便も修行であり東司に行くにも厳しい作法が定められていた。