狭山池(東樋出土地点)
平成6年、平成の改修で上下二層の東樋が見つかり、上層東樋は慶長の改修(1608年)の際に設けられた取水施設で、ヒノキの板材を組み合わせた全長約73メートルの樋管がそのまま残っていた。

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ほぼ同じ長さの下層東樋は、飛鳥時代の池築造時に設けられた取水施設で西暦616年伐採のコウヤマキを刳り抜いて7本連結し、奈良時代にも樋官を増設する。

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大阪府立狭山池博物館で保存・展示している下層東樋と上層東樋は、平成26年、国の重要文化財に指定された。