昔、この橋を筋違橋といった。
橋の両たもとが外側に開き、高欄擬宝珠付きの優雅な橋であった。擬宝珠は、中橋と京橋にしか付けることが許されなかったといわれるが、いつの頃からか櫻橋も擬宝珠付きの橋となった。

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吉島家住宅(重要文化財)
この町屋は名工とうたわれた西田伊三郎の手によって明治40年に竣工した。当時はすでに幕府の禁制はなく江戸時代の豪商の夢が自由に表現されている。
かつて、アメリカの建築界の巨匠チャールズ・ムーアが来日したとき、彼は庭園では京都の西芳寺(苔寺)、建築ではこの吉島家をあげ絶讃した。その意匠と構成は華やかさの中にも品格に満ち、その細部の手法の質また極めて高く、この地方の町屋の典型を示しているばかりでなく、わが国の民家の中で最も優れたものの一つである。

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火垣(国指定重要文化財)
この板塀の右側上部に立ち上がっている袖壁は、防火用の塗壁で火垣という。吉島家北川面に設けられ建物全体を他所から、特に北西の方面からの延焼を防ぐ為のもので、何時頃から作られ始めたか不明であるが明治初年には考案されていたものと考えられる。

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