昔ながらの味噌・醤油・味噌漬けを造って売っている老舗で右の主屋は江戸後期、左の蔵は明治時代の建物です。

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店の横に蔵がくっついているのを「袖蔵」といい、この店の袖蔵には、黒い漆喰で鏝による立派な看板が造られています。(鏝絵という)
昔の左官屋にとっては、このような鏝の技が腕の見せどころでした。主屋は二階が高いので間延びした感じにならないよう「出格子」にして、その上に庇ををつけてデザインを整えています。主屋の奥には、昔のままの座敷、中庭、蔵が残っています。