高林家は、和泉国にあった徳川御三卿のひとつ清水家の領地33ヶ村内11ヶ村の「大庄屋」として苗字帯刀を許される家柄で、江戸時代を通して大変重要な役割を果たしてきました。

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表門を入ると大和棟の主屋が右側に、正面には座敷へ通じる式台玄関があります。主屋は天正年間(1573〜1592)に建てられた大阪府下で最も古い民家のひとつです。建築後、大庄屋としての格式を整えるために何度かの増改築が行われ19世紀の中頃、現在の姿に整えられました。

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敷地内には主屋の他にも土蔵や不動堂、稲荷社があり、山林も含めた敷地全体が、江戸時代の近畿地方の大規模な庄屋の屋敷構えを現在に伝えています。

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重要文化財  主屋・表門(附 弊串1本) 米蔵(附 柴納屋)・西蔵(附 土塀) 宅地・山林・溜池及び雑種地